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嫉妬の条件

るびー

”I'm jealous."  

去年の年末にあった出来事がきっかけで、初めて夫の口から、「嫉妬した」という言葉が出てきて
え?!・・?・・嫉妬??
と不意をつかれてめちゃくちゃ気になり始め脳内流行語大賞にランクインしたのを機に、嫉妬についての本を年末年始にかけていろいろ読み漁っていた。

前回のポリアモリーと言えるまでに10年かかったという記事を書いたら、アトリエに訪れてくれる人が少し増えて、とても嬉しい。ありがとうございます。
多くの人に伝わる表現方法を探していきたいけど、同時に心の内側を一般向けのオブラートに包まない状態でもシェアできる場所を持てることにも感謝です。

私はパートナーが自分じゃない人と関係を持っているのを知っても(不倫とか浮気ではない経緯で)嫉妬というより、愛しい気持ちが伝染したようでワクワクするし幸せ。

もしかしたら私の感覚は「嫉妬」Jealousではなく「羨望」Envyに近いのかもしれないと思った。

一般的には、嫉妬は自分の所有するものを第三者に奪い取られたとき、または奪い取られそうになったとき、または奪い取られるのではないかと疑われる時の感情、羨望は自分の欲しいものを第三者が所有している時の感情とされていて、嫉妬と羨望は区別されているようです。

岸田秀『嫉妬の時代』

恋愛感情なんて流動的なものに、所有だとか奪い取られるとかの言葉は似合わないような気がするけど、それはちょっと横に置いておいて・・

何やらフランスのモラリスト、ロシュフーコーの本の文章に出るEnvyを日本語に訳するときに、しばしば『嫉妬』という言葉を使い、たまに『羨望』という言葉を使ったために、嫉妬と羨望はあまり変わりがないと考えられるようになったと嫉妬にまつわる歴史を調べるうちに出てきた。

変わりない・・のかな??(困惑)

夫と嫉妬について調べたことをお風呂に入りながら共有していたら
「自分の所有するもの」の意味が私と夫の中でだいぶ違うことがわかった。
私はパートナーを「所有するもの」と言っているのだと思って違和感を感じていたけれど、夫は「自分がパートナーにあげたいと思っているもの」が「所有するもの」に該当していて、それが奪われそうになって嫉妬するのだと言っていた。

一つの感情が意味することは人によってかなり違うから、相手と意味を分解して話しをするのは大切だなぁと思った。
結婚して何年経っていようが元は他人で生まれた国も文化も言語も違うんだから、話し合うことは一生尽きない。

嫉妬について書かれていることを自分の経験に照らし合わせると
たちまちズレるから、嫉妬という言葉に怯えていた。
長らく自分には恋愛に限っては嫉妬心がないと勘違いしていたけど
ないのではなく、嫉妬観がユニークなだけだと思うことにした。

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